子供なのに口が臭い

子供なのに口が臭い

子どもは大人に比べて唾液(だえき)の分泌量が多く、舌苔もつきにくく、さらに歯周病にかかる割合も低いため、基本的に口臭はあまりしません。しかし、残念ながら口臭のする子供は存在しており、学校でいじめの対象となることもあります。

 

 

基本的な原因として歯磨きが出来ていないことをのぞいても、子供の口臭の原因はいくつか考えられます。
その一つが口呼吸です。口で呼吸をすると、口内が乾燥して、唾液の分泌は追いつかず、口臭を作りやすい状態に陥ります。特に幼い子どもに多いようです。
さらに、副鼻腔炎や膿栓(喉の奥から出るにおい玉)などによって口臭がしている可能性もあります。

 

一方で、歯の生え始めや生え替わりの時期は歯が歯ぐきを溶かす時に臭いが出ることがありますが、病気ではないので放置すればじきに収まります。

 

子供は大人よりずっと傷つきやすいので、直接口臭を指摘することは避けるべきです。本人に口臭を気づかせて、自分で対策を立てさせる、という大人同士のやりとりではなく、本人が傷つかないように周囲の大人が細心の注意を払って治療を受けさせることがベストと言えるでしょう。

 

口臭と加齢

一般に加齢とともに口臭が強くなる傾向にありますが、原因はいくつか指摘されています。
・年齢と共に歯周病になりやすいから
・義歯の不衛生
・男性・女性を問わず、中年になると睡液の分泌が減ってくるため(年をとるにつれて唾液を分泌している唾液腺が委縮するため、70歳以上では20代の4割程度しか分泌されなくなるそうです)
これらの原因は自分で対策を立てて予防することができます。歯磨きや義歯の手入れを怠らない。うがいを頻繁にするなどして口臭を防止しましょう。

 

余談かもしれませんが、他の項で取り上げた1992年の厚生省の調査の結果から、年をとると口臭が強くなるにもかかわらず、口臭に気を使わなくなる傾向があることがわかりました。出来れば老いてなお、口臭にも気を使いたいところです。

 


引用:SAFTY JAPAN(http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/294/index.html)